遺言の失敗事例

失敗事例1

私たちは三人兄弟姉妹でした。

その兄は妻子と長年別居していたため、近所に住む私(妹)と姉で兄の生活の面倒見てきました。

そのため、兄は妻子には遺産を相続させず、私と姉に相続させたいと常々話しておりました。

しかし、兄は遺言を残すことなく他界してしまったため、私と姉は兄の遺産を相続することなく、財産を渡したくないと考えていた妻子に全ての遺産が渡ってしまいました。

後日、専門家に話を聞くと、「妻子には遺留分が存在するので、遺産全部を渡さないことは不可能だが、遺言に『私と姉にも相続をさせる旨』を記しておけば、遺贈という形式で遺産は相続できました。」と話してくれました。

私たちにこのような知識がなかったばかり、兄の想いが叶わなかったことが残念でしょうがありません。

早い段階で、専門的知識のある司法書士などに相談しておけばよかったと後悔しています。


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