親の叔父名義の土地が十五年以上も名義変更されていなかったケース

相談者の状況

40代男性(岡山県)からのご相談でした。

男性の母親名義の土地に家を新築しようとしたところ、
土地の一部分だけ他人名義になっていることが判明しました。

古い戸籍からご相談者の母の叔父名義になっていることだけが分かったそうです。
しかし、何十年も名義変更をしていなかった土地の手続きをどのように解決すればよいのかわかわず、当事務所に相談に来られました。

当事務所のご提案・お手伝い

15年以上に渡って相談者の母が土地の占有を続けていたので、

遺産分割協議書ではなく「時効取得」の裁判を起こし、その判決をもとに名義変更を行う提案いたしました。その後、戸籍を収集し母の叔父の相続人が数十名いることが発覚。

そのため、申立前に相続人に対して、事前に時効取得の裁判を起こすため裁判所から書類が届くことや金銭的な迷惑は一切かけないこと等を手紙などにて丁寧にご説明いたしました。

結果

裁判所へ申立が終わり、1回の口頭弁論を経て「時効取得」を認める判決をいただくことができました。

ですから、この判決をもとに、やっと土地の名義変更の登記申請を行うことができます。
無事、名義変更の手続きを終えることができました。

遺産分割協議書で名義変更をおこなうケースもございますが、数十名という大人数の相続人がいる場合は、印鑑証明書と遺産分割協議書を用意するのに、とてつもない時間と費用が発生する可能性があります。

※時効取得が承認されるためにはいくつかの要件がございます。
全てのケースであてはまるわけではありません。

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